優勝カップのペナントリボンの色

優勝カップにペナントリボンをつける際、多くの人は白地に赤の縁取りが入ったものを思い浮かべます。白地に赤というのは紅白であり、優勝者に贈るにふさわしいおめでたい色です。それ故に昔から使用され、そのことに誰もが馴染んでいます。また、下地が白だから黒色で書かれた文字が良く映えるという理由もあります。確かに多くが紅白ですが、実はペナントリボンには様々な色が存在します。
今でこそカラー印刷が当たり前になっていますが、昔の技術ではそれほど多くの色を使用することは難しいものでした。また、文字色もほとんどが黒でしたので、赤の縁取りで黒色の文字が定着しました。しかし現在、印刷技術が進歩し、多色刷りが可能になっています。そのため、縁取りも華やかになり、様々な色を使用することができます。それは文字色も同じで、どんな色も可能となっています。昔のイメージにとらわれることなく、シチュエーションや競技会の雰囲気に合わせて、ペナントリボンの色を変えてみるのも面白いでしょう。

ペナントリボンの色を変えてみよう

優勝カップにつけるペナントリボンの色を従来の紅白ではなく他の色に変えてみると、色々な楽しみが広がります。もし、その大会を主催する団体のイメージカラーが紫なら、縁取りを紫に変えると良いです。大会優勝者に、ふさわしい色となります。ゴルフコンペなどで、主催団体が地球緑化に取り組んでいるのなら、縁取りを緑にするとそれらしい雰囲気が出てきます。
さらには順位によって、色を変えてみるのも面白いです。優勝者は黄色と白、準優勝者は緑と白、三位は紅白などのようにします。こうすることで、カップを見ずにペナントリボンの色だけで順位がはっきりとわかるようになります。

色の使い分け

色の使い分けは、イメージカラーや順位だけではありません。たとえば、部門ごとに色を使い分けることができます。ジュニア部門やシニア部門などその部門ごとに色分けすれば、大会関係者が優勝カップを並び間違えたり、渡し間違えたりすることもなくなります。大きな大会で、部門が多くなればなるほどこのような間違いが多々起こります。優勝カップは大抵の場合同じ大きさですので、いくつもの優勝カップがあれば、そんなことが往々にしてあるのです。
ゴルフのような体育会系や、研究発表会のような文科系いずれにせよ、大会では数多くの部門に分かれています。年齢別、男女別、会社によっては営業所別など、部門別の優勝者が出てくる場合は、ペナントリボンの色を変えると良いです。通常、表彰式は一度にしてしまいます。式場には多くの優勝カップが並びます。それらのカップを用意する大会関係者の忙しさも想像できます。ペナントリボンの色を変えることで、優勝カップも間違えることなく渡せて、表彰式を滞りなく終わらせることができるのです。