ペナントリボンは必須!優勝カップの持ち回り

優勝カップは、実は2種類あります。その二つとは取りきりと持ち回りです。取りきりは、その名の通り優勝カップが自分の所持品になることで返却不要です。一方、持ち回りは返却しなければなりません。この二つは、どのように使い分けられているのでしょうか。これは、大会によって違います。
大会がその時だけのものであり、継続して行われない場合は取りきりのカップになり、何度も開催される大会の場合は持ち回りになることが多いです。また、参加メンバーによっても変わります。参加する人の顔ぶれが毎回同じならば、わざわざ新しいカップを用意する必要はないですから、当然、持ち回りになります。毎回違うメンバーで行われる大会は、取りきりとなることが多いです。この持ち回りの場合に使われるのがペナントリボンです。同じカップを使いまわすので、その大会での優勝者を顕彰するために必要になります。

持ち回り優勝カップに名前を残す方法

大会で優勝カップを持ち回りにした場合、そこに優勝者の名前を残しますが、これにはペナントリボンとプレートという二つの方法があります。ペナントリボンはカップの耳についており、中央部分に筆やマジックなどで日付・大会名・優勝者名などを書きつけます。プレートの場合は、金属プレートに刻印することになります。この金属プレートは非常に薄くできており、土台部分で正面以外の3面に随時貼り付けていくことになります。そして、それらの面すべてが埋まったら、プレートすべてを取り外して再度使うか、最後の勝利者へ取りきりのカップとして与えるかどちらかにします。
ペナントリボンの場合、紅白あるいは他のカラフルなリボンに手書きか印刷で文字を書き入れます。そのリボンが大会ごとに増えていきます。

持ち回り優勝カップの手入れ

持ち回りされる優勝カップは、何年も使用しているとどうしても汚くくすんできます。そんな時に手入れの仕方を知っておくと便利です。まず、カップに限らず金属製のものは、布による乾拭きが基本になります。こまめに磨いていれば、細かなちりやほこりが付かずそれほど汚れません。たとえついたとしてもすぐに落ちます。使用する布は目が細かくて柔らかいものです。メガネ拭きのようなクロスが最適です。落ちない汚れがついている場合は、水洗いをします。水洗いをしたら、しっかりと水気を拭き取りましょう。その上で改めて乾拭きをします。
金属にとって水分は最大の敵ですから、くれぐれも水気が残らないように注意します。これでも取れない場合は、中性洗剤を使います。この時にアルカリ系や酸性のものは、決して使用しないでください。場合によっては表面が変質してしまうことがあります。洗剤を使う場合は、水に溶かして使います。強くこすらずに優しく洗ったら水洗いをして、その後よく水分を拭き取り、さらに乾拭きをします。黒ずみなどは研磨剤を使って落とすという方法がありますが、これはあまりお勧めしません。カップ表面のコーティングが剥がれてしまう恐れがあります。
保存は日頃のメンテナンスが大切です。常に磨いていれば光沢も出て美しくなりますが、放っておいて黒ずんでから慌てて磨くと劣化も早まりますので、できればいつも磨いておくように心がけましょう。